
「パオちゃん」シリーズといえば、いつもお友達と一緒で楽しい雰囲気が出ている絵本ですよね。
パオちゃんの大事なお友達は…うさぎちゃん・わにちゃん・ペンギンちゃん・アヒルちゃんの4人です。そんな仲良し5人組が繰り広げる、楽しくてにぎやかな…そして友達とは何なのか大事なことを教えてもらえる内容になっています。
子供たちも大好きな「パオちゃん」シリーズについて紹介していきたいと思います。
シリーズ1.パオちゃんのなつまつり
今回、紹介する「パオちゃんのなつまつり」は、ぞうのパオちゃんとその仲間たちが仲良く夏まつりに出かけていくお話になります。
仲良し5人組は、綿菓子を食べたり、金魚すくいをして夜店を楽しんだり、盆踊りをしたり…夏まつりを楽しみます。
けれど、楽しいだけでは終わりません。
何かしらのちょっとしたハプニングがあるのですが…パオちゃんたちは、お友達を思いやる気持ちでいつも困難を乗り切っていきます。今回はどんなことが起きるのでしょうか?
魅力① お祭りの楽しさの雰囲気が満載!
綿菓子の場面では、綿菓子を口に付けて「おじいさんのおひげみたい」とみんなで笑いあったり、タコの風船の真似をしてみたり…。うさぎちゃんとペンギンちゃんのお面があれば二人に「お面みたいー」と言ってみたり、みんなで夜店を楽しむ場面がたくさん出てきます。
そんなとき、みんなで金魚すくいをしていると事件が起こります。パオちゃんが張り切って「ぼくが一番大きいの取ってあげる」と言って、金魚すくいに挑戦。パオちゃんの頑張りもあって金魚さんは取れた…のはいいけれど、かんじんの網が破れて金魚さんが落ちてしまいました。
あわわわ…このあと一体どうなるのでしょうか?
楽しさ満載。続きの展開が気になるところですが…続きは子供さんと手に取って楽しんでみてくださいね^^
魅力② レトロなタッチの絵で安心感ばつぐん!
まつりのワンシーンの絵です。
少し昭和っぽい絵のタッチですが娘はとても気に入ってます。
親の私にも親しみを持つことができるので、親子そろって、ホッとする描写ですね。
魅力③ 絵を見ているだけで楽しい雰囲気が伝わってくる!
1歳頃から色んな種類の絵本を読んでいますが、このパオちゃんシリーズが一番食いつきがいいです。
タイトルのとおり、パオちゃんとパオちゃんの仲間たちが主役です。
ですが、その他にもまちに住んでいる動物たちもまた魅力がいっぱいなんですよね。
パオちゃんたちはもちろん、まちの動物さんたちもみんな笑顔で楽しそうな雰囲気が伝わってくる絵本です。
夜店の場面では動物たちが夜店を出していてとても賑やかな感じが伝わってきて、娘もそのページを見ると、色んな動物たちを見てワクワクしています。
動物の名前を覚えたのはこの絵本がきっかけです。私から「うさぎちゃんは?」「わにちゃんは?」と質問すると、娘は指差しで教えてくれるようになりました。いまでは「キリンさん」「かめさん」とハッキリと動物の名前を教えてくれるまで成長しました。
魅力④ 個性豊かなパオちゃんとその仲間たち
パオちゃんとその仲間たちの5人組はとても仲良しで、一人一人個性豊かです。
パオちゃんは目立ちたがり屋で輪の中心にいてみんなを盛り上げようとします。
他の仲間たちもパオちゃんを応援したり助けたり優しいお友達です。
友達と仲良く遊ぶ、助け合い、分かち合うということが娘にも絵本を通して教えることができました。
魅力⑤ 音の描写とセリフが多いのが楽しめる絵本
文字も少なくほとんどがセリフなので、私も声を変えて読んだりするので娘もとても喜んでいます。また「ごちそうさま」「ありがとう」という大事な言葉も入っているので、娘も言えるようになった今は一緒に読むことができます。
最後の盆踊りの場面の「どんどんどん、どどんがどん」という音の描写が入っているところでは娘も一緒になって「どんどんどん」と1才の頃から言えるようになり楽しんでいました。
シリーズ2.パオちゃんのみんなではみがき
パオちゃんの仲良し5人組の一人のワニちゃんが虫歯になって歯医者さんへ行き、みんなで楽しくはみがきをするお話です。
ワニちゃんを除くパオちゃん、うさぎちゃん、ペンギンちゃん、アヒルちゃんの4人は公園へ行ったとき、何か困ったような顔をした辛そうにしているワニちゃんと会います。何を聞いても全然答えようとしないワニちゃん。「どうしたんだろう…?」と心配になって、なんとかワニちゃんを元気づけようとする4人。
辛そうにしているワニちゃんをなんとか笑わせようと必死に頑張るけれど、ついにワニちゃんは笑ってくれません。
そして、ついに…
「うわーん」「歯が痛いよー」と泣いてしまいます。
ワニちゃんはどうなってしまうのでしょうか?
子供もワニちゃんのことが心配で先が気になる展開になってます。
魅力① 仲間のために頑張れる内容がいい!
パオちゃんたちの仲間を大切にする場面が出てくる絵本です。仲間の誰かが困っていたら、笑わせようとするみんなの温かさや歯が痛くて泣いている友達をおぶってみんなで急ぐ場面も素敵だなあと感じます。
「ピーポーピーポー、パオちゃんのきゅうきゅうしゃだ」という表現をしていますが、そこでは娘も一緒に「ピーポーピーポー」と言っています。娘もパオちゃんたちと気持ちはひとつ。ワニちゃんを急いで「歯医者さんに連れて行かなければいけない!」と思っているのかもしれません^^
ワニちゃんを笑わせようと変な顔をしたり、くすぐってみたりする場面も微笑ましく、仲間のひょうきんさが伝わってきます。私が同じように「ばあー」とか「ビヨヨーン」と変顔すると娘もとても笑い、最近では真似て変顔をするようになりました。その仕草がとても可愛いです。
仲間ができたら、パオちゃんたちのように、困っている子がいたら笑わせてあげたり、助けてあげられる子になって欲しいなと思います。そう思わせてくれる絵本です。
魅力② はみがきの練習にもなる!
「みんなもはみがきの練習しようね」と言ってやぎ先生はみんなに歯ブラシをくれ、食べた後は歯を磨くということをやぎ先生から教わります。そして、みんなで楽しく「シュッシュッ」と楽しくはみがきをするシーンがあります。
はみがきを嫌がる娘にはとても効果があり、「みんなはみがきしてるね」「食べた後は歯を磨くんだって」「ワニちゃんみたいに歯が痛くなるよー」と言って、はみがきを促すことができました。娘をそれを理解してか、はみがきをしてくれるようになったんです。
シリーズ3.パオちゃんのかいすいよく
パオちゃんとその仲間、ワニちゃん、ペンギンちゃん、うさぎちゃん、アヒルちゃんの仲良し5人組で海水浴に出かけるお話です。海に着くと、たくさんの動物たちが浜辺で遊んだり、泳いだりしています。
最初に出てくるこの動物たちのワイワイとした感じは、娘も見ていて楽しいのか一緒にワイワイしています。いろんな動物を探すのが好きで、「〇〇さんがいる!」「△△もいるよー」と動物たちの様子をよく見たり、見つけたりしては私に教えてくれます。
魅力① みんなで何かを作る楽しさを教えてくれる
パオちゃんたち5人は、みんなで楽しく砂でお城を作るのですが、その場面では、力を合わせて何かを作り上げる喜びが娘にも伝わっているような気がします。
まるで、一緒にお城を作っているかのように「よいしょよいしょ」と言ったり、「トンネルだってあるんだぞー」の語尾だけ言ったりしています。気持ちは絵本のなかにあるんでしょうね^^
魅力② 何かが起きてもみんなで楽しさに変えることができる絵本
パオちゃんの絵本ではだいたい何か一つ仲間に事件が起こります。
それをみんなで助け合ったり、楽しさに変えていることが伝わってきます。
この絵本では、砂の上に乗って壊れてしまっても調子に乗ったパオちゃんをけなしたり、ケンカしたりということはありません。パオちゃんをみんなで砂に埋めてしまうことで楽しさにしているのがとても微笑ましいです。
いつも娘はこのパオちゃん仲間と一緒にいるような感んじなのも、この楽しくふざけあってる感じが伝わっているのだと思います。
魅力③ 小さな小さな動物たちに反応
パオちゃんたちの他に登場するその他の動物たちの表情もよく、何かをしている描写がこだわっていて、娘はパオちゃんたちよりそっちに気が取られることがあります。この絵本では、砂遊びをしている隅っこやおおなみが来る場面などあらゆるところにカ小さなカニさんが出てきます。
とても小さいのですが、娘はそのカニさんが気になるらしく、出てくるたびに「カニ」と言っています。
その他にもスイカ割りをしているシマウマさん、サンオイルを塗っているサングラスのキリンさん、海の家でアイスクリームを食べている動物たちと、実に表情豊かな動物たちが思い思いに海を楽しんでいるページもあり、海の楽しさが伝わってくる一冊です。
シリーズ4.パオちゃんのたのしいおふろ
今回のパオちゃんシリーズの舞台は「おふろ」!
パオちゃんのおうちで仲良し5人組がおふろに入ってわいわい楽しむお話です。
まず、プールのように広いパオちゃんのうちのおふろでみんなでスイスイ泳いだり、パオちゃんのお鼻の滑り台で遊んだりします。
一緒に体をゴシゴシ洗っているとパオちゃんが泡だらけになって「かいじゅうだよー」とみんなを笑わせます。
そうするとパオちゃん以外の4人はおんぶし合ってパオちゃんより大きい泡のかいじゅう「おんぶかいじゅう」に大変身^^
スゴイ展開になっていますw
相変わらず、楽しい雰囲気が出てますね~^^
魅力① お風呂の楽しさを教えてくれる
最近はお風呂に入るのが少し嫌いになってきた娘ですが、なんとか「お風呂は楽しい」ということを教えてあげたいと思い、お風呂のおもちゃを買ってみたりしました。しかし、効果があまり見られなかったんですよね。
そんなときに頼ったのが、何度か紹介したパオちゃんシリーズ。
うちの娘とパオちゃんシリーズはかなり相性がいいようです。
プールみたいなお風呂で楽しそうに泳いでいるみんなと同じように、自宅のお風呂でも「スイスイスイー」と言って泳がせるようにしてみました。
娘はとっても楽しそう^^
体を洗う時もパオちゃんたちと同じようにして「ぷくぷく ほわほわ ごしごしごし」とリズムを付けて歌いながら体を洗ってみるとケラケラ笑いながら、自分でごしごししてくれたんです。
泡だらけになるのは絵本のようにつるりんと滑っては危ないので、頭を泡だらけにして「ぷくぷくかいじゅうだよー」という風にアレンジ。お風呂の鏡を見てとても楽しそうにしていました^^
やっぱりどんな時でも楽しいことをするというパオちゃんたちの遊びは、見ていて親子で笑顔になります。友達と楽しいことを共有できるようになって欲しいなと願います。
また、以前は寝る前に読んでいましたが、お風呂嫌いな娘にはお風呂に入る前に読んであげるのも効果があるかと思い、読んであげました。そうすると、スムーズにお風呂に入ってくれるようになってくれたんですよね。絵本って本当に不思議です。
魅力② 真似っこしやすい絵本
お風呂でゴシゴシゴシとみんなで体を洗う場面があるのですが、ここを見ていたのか、1歳半頃から自分で泡で体を洗ったり出来るようになりました。
その動きは、まるで、うさぎちゃんがペンギンちゃんの背中を洗っているように、私の背中もゴシゴシと洗ってくれます。そんな娘をとても愛くるしく思い、今では親子でお風呂を楽しんでいます。
魅力③ たくさんの擬音語
擬音語がたくさん出てくるので、読む時も少しリズムを付けたり歌っぽく読めたりするので娘も少し楽しそうです。
「ぷくぷくぷく」「ひゅーん、ざぶん」「ぽちゃん」など、パオちゃんたちの動作に合わせて表現されている擬音語がわかりやすいので、娘もこんな時にはこういう風に言うんだということがわかってきました。
泡だらけになって「ぷくぷくかいじゅう」になっているパオちゃんたちを最初見ている時は少し怖そうな表情をしていた娘ですが、お風呂をイヤイヤながら…ではなく、すんなり入ってくれるようになり、お風呂も楽しんで入ってくれるので、この絵本があって助かりました^^
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