寝かしつけに愛用されている絵本「おやすみなさい おつきさま」

大きなみどりのお部屋の中で、うさぎさんがお部屋の中にある一つ一つのものを数えながら「おやすみ」を言って眠りに入っていくお話です。

絵本を開くと…お部屋には電話や風船、絵の額、仔猫ちゃん、手袋、靴下、おかゆさん・・などたくさん。色使いがとても素敵で、なんとも言えない温かみのある雰囲気を出してくれています。

そのお部屋のひとつひとつにうさぎさんは「でんわがひとつ、こねこがにひき、てぶくろひとそろい、おかゆがひとわん…」と数えていくのですが、そこへ編み物をしていたおばあさんに「しずかにおし」という一声で、数えていたモノたちにまた一つずつ「おやすみ」とご挨拶していくというストーリーです。

1.特徴① 寝かしつけに愛用されている絵本

「おやすみなさい おつきさま」は、温かみのある色遣いだけでも気持ちが和らぐのですが、その中身もその日に起きたことを感謝しながら「おやすみなさい」をして眠りにつくので【寝かしつけ】として愛用されている絵本になります。

とくに「おやすみ」のフレーズだけでなく、絵本がだんだん暗くなっていく絵本の仕掛けが秀逸。

子供も絵本を見ながら、だんだんと「寝らなきゃいけない!」という気持ちになれるので、電気を消すまでスムーズにいきやすい絵本だといえます。

大の大人もこの絵本を読みながら、絵本の色合いや雰囲気もあるのでしょう。なんだか懐かしい気持ちにさせてくれるのがうれしいですね。

2.特徴② お部屋はおしゃれだけど温かみがある色合い

お部屋全体がとてもカラフルな絵になっていて一つ一つのものも、おしゃれです。

  • ストライプ柄のカーテン
  • 動物の形のマット
  • 絵の額や時計

など、日本の部屋の風景というより、外国の子供のお部屋のような感じです。
物語の雰囲気を引き立たせてくれていいですね。

3.0歳からの読み聞かせに始まり現在も

私がこの「おやすみなさい おつきさま」の絵本と出会ったのは、娘が0歳のときに友達からプレゼントしてもらったからです。表紙の雰囲気も落ち着きがあって、私自身がすぐに気に入れいました。

娘が生後3か月くらいになったからの絵本の読み聞かせを始め、この絵本がファーストブックになりました。とても思い入れのある絵本です。

とりあえず、最初は、ただ読んでいるだけで娘も目で追ってくれている(?)ような感じでした。それから3か月経つと、偶然かもしれませんが絵本を読んでいるうちにすーと眠り始めました。

私も何度も何度も読んでいたため、3か月もすればすべて暗記できるようになり、入眠のときは絵本なしで読むこともあったくらいです。

「ひつじがいっぴき、ひつじがにひき」のように「でんわががひとつ、あかいふうせんひとつ・・」というように単調な呼びかけの文言が似ているからかもしれませんね。

4.成長とともに違った読みきかせができて楽しい!

そして2歳になった今では回数は減ったものの、たまに読んでほしいようで絵本を持ってきます。

月齢により、読み方・見方が変わってくるのも面白く、私はただ文を読むだけではなく「次は誰がおやすみするんだった?」「ねずみさんはどれ?」「みんなおねんねしたね、〇〇ちゃんもおねんねしようか」というように言葉を付け加えたりするようにしました。

娘も「どれ?」というものを探したり、「これは何?」と聞いてきたり教えてくれたりします。それがとても楽しそうで、0歳の時とは違った絵本の読みきかせができています。

また、今でも「みんなおねんねしたよ」と言うと、スッと眠る準備をしてくれるので、入眠儀式のひとつになっているくらい。我が家ではたいへん重宝しています。

また「いっぴき、ひとわん、ひとそろい」など数え方を表す単位がそれぞれ違うので、もう少し大きくなっても勉強に使えるかと思っています。

口コミ・レビュー


omnes6mさん
夫が子供の頃大好きだった絵本だそうで、前々から「自分の子供にも読ませたい!」と思っていたそうです。

0歳の頃は難しかったようですが、1歳過ぎから登場するものや動物を指さすようになりました。内容を理解できるようになったのは3歳くらいです。幼稚園年少までアメリカに住んでいたのですが、現地でも人気の絵本のようで皆持っていて、お友達や幼稚園の先生と「この本持ってる!」と会話のきっかけになったのも良かったです。

ただ、外国の絵本なので、成長するにしたがって日本の生活との違い(壁の色が緑、おかゆが置いてある、ナニーらしきおばあさんが登場する等)が息子はすごく気になるようになり、「なんでこれが出てくるの?」と質問もしてくるようになって、毎ページ聞くので読み聞かせが少し大変になってきました。

>おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

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