冬に楽しむ!クリスマスに読みたい絵本おすすめ10選

あの夜、子どもたちと一緒に読み聞かせをしながら、私はふと気づきました。

「これが、家族の時間なんだ」

仕事で忙しい毎日。平日は帰宅が遅く、子どもたちとは寝顔を見るだけの日もありました。でも、クリスマス前のある夜、「少しでも子どもたちと向き合いたい」と思い、絵本を手に取ったのです。

物語が進むにつれ、子どもたちの小さな声が響き、「ここ、面白いね」と笑う姿を見て、心がじんわりと温かくなりました。ページをめくるたび、私たちの間に静かに流れる幸せな時間。それが、絵本の持つ力だと気づかされた瞬間でした。

「冬の夜、絵本を囲む時間が、こんなにも豊かで特別だったなんて。」

この記事では、そんな特別な時間を過ごすためにおすすめの「クリスマス絵本10選」をご紹介します。

クリスマスをもっと特別に!子どもが喜ぶ絵本選びのポイントとは?

絵本選びに迷う背景には、「せっかくのクリスマスだから、特別な一冊を選びたい!」という思いがあるのではないでしょうか。

クリスマス絵本は、その美しいイラストや心温まるストーリーで、子どもの心に一生残る記憶を作ることができる貴重なアイテムです。

特別感を演出しつつ、子どもが本当に楽しめる本を見つけるためのポイントは、次の3つになります。

ポイント解説おすすめ例
1. 年齢に合った内容絵本は対象年齢によって言葉やイラストの雰囲気が異なります。年齢に合ったものを選ぶことで、子どもが理解しやすく楽しめます。幼児向けには『おやすみ、サンタさん』、小学生向けには『クリスマスキャロル』
2. 親子で共感できるテーマ子どもだけでなく、親も感動できるストーリーは、家族全員が絵本の世界に入り込める大切な要素。クリスマスの思い出を共有するきっかけになります。『100にんのサンタクロース』
3. イラストの魅力美しいイラストは、子どもの想像力を豊かにし、大人も見入ってしまうこと間違いなし。お気に入りのページを見つける楽しさも加わります。『ゆきだるまのクリスマス』

あとは「クリスマスの夜、子どもがベッドの中でワクワクしながらサンタさんを待つ姿を想像してみてください。その時間をさらに特別なものにするために、どんな絵本を一緒に読みたいですか?」

この問いかけで頭に浮かんだ、イメージにあった絵本を選ぶといいでしょう。

おすすめクリスマス絵本10選:詳細解説

クリスマスシーズンに楽しむ絵本は、ただの物語ではありません。

それは子どもたちの心に「特別な記憶」を刻む、大切な時間の一部です。

ページをめくるたび広がる美しい冬の風景、サンタクロースや動物たちが繰り広げる冒険、そして家族の絆を描く感動のストーリー。

どの絵本も、読む人の心を温かく包み込むような「魔法」を持っています。親子で物語に夢中になりながら、読み聞かせのひとときが家族の絆をさらに深める時間になるはずです。

ここでは、クリスマスならではのワクワク感と心のぬくもりを届けてくれる絵本を厳選しました。

1. 『クリスマスの夜に』:迷子の子犬が紡ぐ奇跡の物語

対象年齢:3歳以上
クリスマスの夜、雪の中で迷子になった子犬がサンタクロースと出会い、心温まる冒険を繰り広げます。子犬の孤独と希望、そしてサンタとの出会いが描くストーリーは、小さな読者にも優しさや助け合いの大切さを伝えてくれます。絵本いっぱいに広がる雪景色や暖かい光の表現は、冬の静けさとクリスマスのぬくもりを感じさせる美しい世界観です。
親子での楽しみ方
「もし私たちが迷子の子犬を見つけたら、どんなふうに助ける?」と問いかけてみましょう。子どもと一緒に物語の続きや別の展開を考えることで、創造力や思いやりの心を育むことができます。

2. 『サンタクロースっているんでしょうか?』:信じる心を育む名作

対象年齢:6歳以上
ニューヨークに住む少女ヴァージニアが新聞社に寄せた一通の手紙。それに対する編集者の回答を元にした実話に基づく絵本です。「サンタクロースは本当にいるの?」という問いに込められた子どもの純粋な心と、それを受け止める大人の優しい回答が、信じる力の大切さを教えてくれます。挿絵も温かく、クリスマスの夜の幻想的な雰囲気を味わえます。
親子での楽しみ方
「君はサンタさんを信じている?」と話しながら読むことで、子どもの想像力や心の中にある思いを引き出せます。また、大人自身も「信じる心」と向き合う貴重な時間になるはずです。

3. 『雪だるまのクリスマス』:雪と子どもの絆を描く物語

対象年齢:4歳以上
雪だるまと子どもたちが心を通わせる姿を描いた一冊。雪が降り積もる冬ならではの遊びや、短い時間の中で生まれる友情が丁寧に綴られています。読み進めるうちに、絵本の中の雪だるまがまるで生きているように感じられる魔法のような一冊です。
親子での楽しみ方
「もしこの雪だるまにプレゼントをあげるとしたら、何を選ぶ?」と話してみてください。子どもが自由にアイデアを出し合う中で、発想力やコミュニケーション能力が自然に育まれます。

4. 『おばあちゃんのクリスマス・ストーリー』:家族の絆を紡ぐ昔話

対象年齢:5歳以上
クリスマスイブの夜、おばあちゃんが孫たちに語る心温まる昔話風の物語。家族の絆や過去の思い出がテーマとなっており、世代を超えて共感できる内容が魅力です。ノスタルジックな挿絵が物語の雰囲気をさらに引き立てます。
親子での楽しみ方
絵本を読み終えた後に、「家族で過ごしたクリスマスの思い出」を語り合うと、家族のつながりがより深まります。特に祖父母世代が一緒に読むと、子どもにとって新しい発見や学びが得られるでしょう。

5. 『ポーラー・エクスプレス』:北極への夢の旅

対象年齢:7歳以上
クリスマスイブに突然やってきた汽車に乗り、北極を目指す少年の冒険物語。絵本としても、映画としても愛されている作品です。少年の夢や成長が描かれるストーリーは、大人も共感できる深みがあります。
親子での楽しみ方
絵本を読んだ後に映画を一緒に観てみましょう。物語の世界を映像として体験することで、より深い感動を共有できます。

6. 『クリスマスの12日間』:歌って楽しむリズミカルな絵本

対象年齢:3歳以上
イギリスの伝統的なクリスマスソング「12 Days of Christmas」を基にした絵本です。ページをめくるごとに増えていく贈り物のイラストが楽しく、リズミカルな読み聞かせができるのが特徴。親子で歌いながら読むことで、音楽と物語が一体となった特別な時間を過ごせます。
親子での楽しみ方
子どもと一緒に歌詞に合わせて簡単な振り付けを考えたり、絵本に描かれているアイテムを実際に探すゲームをしてみたりすることで、遊びの幅が広がります。クリスマスパーティーにもぴったりの一冊です。

7. 『サンタクロースの秘密』:ユーモアたっぷりのサンタの謎解き

対象年齢:8歳以上
「サンタさんってどこから来たの?」「どうしてプレゼントを配るの?」など、子どもの素朴な疑問をユーモラスに解き明かす一冊です。サンタクロースのルーツや、魔法のような秘密が描かれており、大人も楽しめる内容となっています。
親子での楽しみ方
「サンタさんに会えるとしたら、何を聞いてみたい?」と問いかけながら一緒に読んでみましょう。子どもの想像力がどんどん膨らみ、物語を通じて親子で笑顔になれます。

8. 『ねずみのクリスマスプレゼント』:心を込めた贈り物の物語

対象年齢:5歳以上
小さなねずみたちが手作りのプレゼントを準備する姿を描いた感動のストーリー。クリスマスの本質である「心を込めること」の大切さを、優しいタッチの絵とともに伝えます。子どもたちが作るプレゼントのアイデアも可愛らしく、読みながら楽しい気持ちになれる一冊です。
親子での楽しみ方
読み終えた後に、親子で「誰かに手作りのプレゼントを作ってみる」という活動につなげるのもおすすめです。工作やお手紙を作る中で、心を込めることの意味を自然と学べます。

9. 『クリスマスのかくれんぼ』:遊び心あふれる絵本

対象年齢:3歳以上
絵の中に隠れたキャラクターやアイテムを探し出す遊び要素満載の絵本です。短い時間でも楽しめる構成になっているため、集中力が続きにくい小さなお子さんにもぴったり。隠れたサンタやトナカイを見つけるたびに、子どもの瞳が輝くことでしょう。
親子での楽しみ方
「どこに隠れているかな?」と一緒に探したり、見つけたときに大げさにリアクションしてみたりすると、笑いが絶えない時間を過ごせます。クリスマスらしいアイテムに親しみながら、観察力を育むことができます。

10. 『聖夜』:クリスマスの本当の意味を伝える物語

対象年齢:6歳以上
キリスト誕生の夜を描いた、クリスマスの本来の意味を学べる絵本です。厩(うまや)で生まれた赤ちゃんイエスと、それを祝う羊飼いや天使たちの姿が、静かで神聖な雰囲気で描かれています。絵本を通して、現代の商業的なクリスマスとは異なる、心に響く原点を知ることができます。
親子での楽しみ方
読み聞かせをした後で、「クリスマスってどんな日?」と一緒に考える時間を作ると、深い理解につながります。また、物語に出てくる天使や羊飼いのことを調べてみることで、新たな学びの機会にもなります。

絵本を読んで家族が近づいた!パパママたちの感想

クリスマスの絵本を通じて家族の絆が深まったという感動的な体験談が、ネット上やSNSにはたくさん寄せられています。その中からいくつかピックアップし、共感できるエピソードをお届けします。

「家族の時間がもっと楽しくなった!」

30代パパ・男の子5歳の親

「去年、クリスマスに『100にんのサンタクロース』を家族で読みました。

サンタさんたちが協力してクリスマスを作り上げる姿を見て、息子が『僕もプレゼントを手伝うよ!』と言い出したんです。その日は一緒に家の飾り付けをして、家族全員で笑いが絶えない1日になりました。」

「子どもだけじゃなく、大人も夢中に」

20代ママ・女の子4歳の親

『ゆきだるまのクリスマス』を選んだのは私がその絵に惹かれたから。最初は娘と一緒に読み始めたんですが、だんだん私の方がストーリーに引き込まれてしまって(笑)。

娘とお気に入りのページを見つけて『ここが好き!』と話し合う時間がとても楽しかったです。」

言葉の力で子どもが成長した

(40代パパ・男の子8歳の親)

『クリスマスキャロル』を読み聞かせた後、息子が『ありがとうってサンタさんに言いたい!』と言い出しました。

絵本を通して、人に感謝する気持ちが芽生えたようで、とても感動しました。普段はゲームばかりなのに、その夜は絵本をもう一冊読んで欲しいと頼まれました。」

結論:絵本を読んだクリスマスは家族の宝物になる

絵本を読んだ夜の記憶は、家族の宝物になる

絵本には、家族みんなが一緒に物語を共有し、笑ったり感動したりする「魔法」があります。「大人が読むには…」と敬遠せず、ぜひ子どもと一緒にページをめくってみてください。子どもの喜びはもちろん、大人自身も新しい発見があるかもしれません。

今年の冬は、絵本で家族の心を温めよう

忙しい日常の中で、親子で絵本を読む時間は何にも代えがたい特別なひとときです。今年のクリスマスはぜひ、お気に入りの絵本を手に取って、家族で心温まる時間を過ごしてみませんか?

このリストから選んだ一冊が、あなたとお子さんの特別な思い出になることを願っています。さて、今夜の読み聞かせはどの物語から始めますか?